廃止予定であった阿戸線は, 平日24便・土日祝日20便程度に再編し, 運行を確保します。

阿戸線の廃止問題

 昨年(平成18年)6月,大きな赤字の阿戸線を1年後に廃止する申し出を広島電鉄株式会社が行い,町にも報告がありました。
 平日に28便ある路線が廃止されると,1日約200人の乗降客が影響を受けるとともに,萩原~阿戸間の公共交通がなくなります。

阿戸線の役割

 運行経路が町を縦断する阿戸線は,通勤や通学のほか,通院や買物など日常生活に大切な,全ての町民共有のバス路線です。
 また,乗り継ぎの利便性を保つため,広島電鉄株式会社の継続運行が望まれます。

阿戸線の運行経路を表した移動経路図

事業者との協議

 このため,事業者や関係機関等と協議を重ねるなかで,本年(平成19年)2月,町長が沿線住民約5千人署名の陳情書を広島電鉄株式会社社長に手渡し,地域の熱望を訴え,廃止撤回を強く求めた結果,路線存続を前提に関係者協議を行うことの同意が得られました。

路線存続の合意内容

 協議の結果,次の合意により路線を存続することになりました。

  • 生活交通としての便数を確保(平日24便・土日祝日20便程度)
  • 本年10月に新ダイヤに移行(広電による周知)
  • 本町と広島市が共同して運行経費の一部を補助

バス路線の危機

 バス交通は,マイカー利用者の増加や少子高齢化などの影響で利用者の減少が続き,全国的に路線の廃止・縮小が進んでいます。
 県内における最近5年間の路線休廃止の申出件数は21路線に及んでいます。
路線がなくなると,障害者や高齢者など車を運転しない人の移動手段のほか,車検や飲酒時など自家用車が利用できない時の交通手段に困ります。

バス利用の促進

 「バス路線廃止は反対だけど,普段は乗らない」という方も多いのではないでしょうか。
熊野町の唯一の公共交通であるバス路線を残すには,行政による交通対策のほか,事業者にも経営努力が求められます。
しかし,私達一人ひとりが日常生活での利用法を考え,そして実際に利用しなければ路線を支えることはできません。
 公共交通の利用促進は,交通事故の抑制,渋滞緩和,環境保護などの面でも優れた取り組みです。私達の「今」と「将来」の生活に深くかかわる身近な問題として,バス利用の促進を家庭や地域で話し合ってみましょう。

バスに乗る人と運転手の様子とともに 「マイカーとバスを上手に使いバス路線を残しましょう。」 という呼びかけ文が入ったイラスト
  • (注意)不採算路線を維持するには一定の運行効率化は避けられません。現状と比べると便数が減少しますが,御理解をお願いします。
  • (注意)可能な限り利便性が保てるダイヤ編成を事業者に求めています。
  • (注意)運行経費への公費負担には限界があります。事業者は,収益が悪化 した時点で減便や廃止を決断することもあります。バス利用の促進にご協力ください。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境課
〒731-4292 広島県安芸郡
熊野町中溝一丁目1番1号
電話番号:082-820-5606
ファックス:082-854-8009
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