9月9日(水曜日)熊野東中学校において東中フェス「東中タウンミーティング~私たちでつくる熊野町の未来~」と題して、3年生が地域の方や保護者に、魅力ある熊野町にするために自分たちで考えたアイデアを提案するイベントがありました。
熊野東中学校では本年度キャリア教育に関わる広島県教育委員会の指定事業を受けて、取組を進めています。この指定事業の要になるのがコミュニティ・スクールの機能を生かすことです。まさに今回のイベントは、地域の知恵や力を借りて自分たちの学びを深めていくことにつながる取組です。
生徒は4つのテーマに分かれて、それぞれのブースで学校運営協議会委員の方、地域の自治会長、民生委員の方、熊野町役場の担当課職員、保護者等へプレゼンを行います。その後、発表した内容について質疑応答、アドバイス等をいただきました。4つのテーマはA:公共交通 B:防災、高齢者福祉、ごみ・環境 C:公園、遊び場 D:観光、子育てです。
グループごとの生徒のプレゼン、それに対する質疑応答等のやり取りを見ていて改めて感じたことは、生徒の成長に関わるのは学校、教員だけでなく生徒を取り巻く地域や保護者などの大人の存在も大変大きいということです。生徒のプレゼンに対して、それを認めつつ的確な指摘やアドバイスを多くの大人からいただきました。そのことが生徒の学びを深めることになり、生徒の成長にもつながるものだと思います。
二つ紹介します。
1.熊野町グランピング開発:自然・アトラクション・癒し・星空が一体となる全世代型アウトドア拠点
生徒からは熊野町で釣り堀のあるグランピング施設を作り、サウナや花火など全世代が楽しめる施設を開発する提案でした。観光消費額等を予測して効果をアピールしました。大人からは、「熊野町の既存施設は活用できないのか。」「何が一番したいのかが不明確。」「コスト予測における根拠は何か。」「AIに頼るのではなく、自分で実際に体験したり、調べたりすることが必要では。」などのやり取りがありました。生徒たちは実現に向けて自分たちの提案で不足しているところに目を向けていました。まさに生徒の学びを深める大人からのアドバイスでした。
2.中高生専用バス定期券導入計画書
生徒からは中高生を対象とした年間を通じて利用可能な22%割引定期券を開発することで、利用者(生徒・保護者)、バス事業者、熊野町(地域・行政)にとって、経費がお得、新規乗客の獲得、人口流出防止というそれぞれのメリットがあり「三方良し」になるという提案です。コスト面を含めた事業スキームなどもありました。大人からは「なぜ中高生なのか。」「年間パスだけでなく3ヶ月のパスもあった方が良いのでは。」「すでにあるおでかけ号の活用はできないか。」などのアドバイスがあり、生徒から「今回は金銭的に自立できていない中高生のみを対象にしました。」との回答などがありました。
今回のフェスで発表した16グループから選ばれた2グループが11月19日(木曜日)に開催する「こども×みらいkumanoまちづくりフォーラム」において、熊野中学校代表のグループと一緒に熊野町への提案をすることになっています。
中学生がふるさと熊野の未来を考える。そしてできることを実践する。こうした取組をさらに推進していこうと考えています。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資

東中フェスの様子1

東中フェスの様子2

東中フェスの様子3

東中フェスの様子4
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