わずか74年後には、日本の人口が今の半数に減少すると見込まれるなか、“ふるさと熊野”を子や孫に残すために、私たちには今できることがあります。
個性豊かな文化を活かした魅力的なまちづくりも、移住する場所、住み続ける場所として人々をまちに惹き付ける大切な取り組みの一つのはずです。
熊野町は、筆産業とそれにより培われた文化芸術が息づくまちです。このソフトパワーを活かし、この地に住む人々がつながり、まちと文化を未来につなげるため、都市公園と観光交流拠点施設の建設を進めています。
画家の野村重存さんが、新施設や公園の完成イメージを描かれました

(水彩画)
桜の花が咲き誇る春の一日。熊野町美術博物館筆の里工房創作館とその背後に広がる筆の里創造の丘公苑の完成後の姿が、水彩絵具を用いて、繊細なタッチで色鮮やかに描かれています。
野村重存さんのコメント

計画段階のパース図や設計図をもとに作画するという、初めての経験でした。背景の公園や里山の部分は、桜が中心の植栽構想のお話や幾度となく訪れた筆の里工房周辺の自然林の植生を思い起こしながら描きました。建築計画の段階から関わったので、完成した創作館を見るのが楽しみです。
10月には、「プレバト才能アリ展」が筆の里工房で開かれ、私も関連イベントに参加します。皆さんにお逢いできることを楽しみにしています。
〔館所蔵〕 野村重存さんの作品展示
今回の新作や筆の里工房が所蔵する作品を一般公開します。
この機会にぜひご覧ください。
期間:5月1日(金曜日)~5月31日(日曜日) (休館日を除く)
時間:9: 30~17:00
場所:筆の里工房1階(交流ラウンジ)
料金:無料
(注意)地階展示室への入場は16:30まで(有料)


野村重存さんは、テレビ番組の水彩画審査員としておなじみの画家です。筆の里工房との出会いは平成19年にさかのぼります。以来、個展や講座の開催、公募展や写生大会の審査、スケッチツアーなど、様々なイベントで支援をいただいています。令和4年に筆の里工房で開催した『野村重存の楽しいスケッチ画展』では、約2か月の開催期間中に2万人を超える来場者でにぎわいました。
「熊野町はイタリアのトスカーナ地方の風景に通じる」と、本町の風土や人柄をこよなく愛していただき、来訪のたびに町内でスケッチをされています。こうしたご縁から、熊野町の「文化芸術のまちづくり応援大使」と「文化芸術アドバイザー」に就任いただき、様々な助言をいただいています。
新施設の設置にともない、施設名称とロゴマークをリニューアル
新たな施設名称:熊野町美術博物館 筆の里工房(旧名称:筆の里工房)
開設から30有余年の歴史を経て、現在では筆に関する資料展示や筆づくり実演等に加え、筆により創作表現された書画等の企画展示のほか、児童生徒への鑑賞教育や美術教室等の教育普及活動も展開するなど、美術館的要素を併せ持つ博物館として歩んできました。
こうした経緯や「筆の里工房」の名称が町内外に定着している実態を踏まえつつ、施設の設置目的や活動内容がわかりやすく伝わるよう、「美術博物館」を冠した名称としました。

(本館)

(建設中の創作館)
新たなロゴマーク

ロゴマークの図柄(シンボルマーク)は、筆の里工房の本館、創作館及び隣接する筆の里創造の丘公苑のそれぞれの形状を線描で描き、一帯の自然は「緑色」、公苑内に植樹する桜は「桜色」を用いた着色で表現しています。
また、熊野町を代表する固有文化であり筆の里工房の主要な収蔵物である「筆」を筆文字であしらいました。
この「筆」の字の筆跡は、平安時代の貴族で能書家であった藤原行成(972-1028)によるものです。施設名を表記する書体(ロゴタイプ)は、知的な印象の「明朝体」を採用しました。
ロゴマークのデザイン
ロゴマークのデザイン制作は、広島市立大学の名誉教授で芸術学部長を務められた吉田幸弘氏に協力いただきました
創作館の魅力の 5つのポイント
まちの伝統的・文化的な土壌を活かし、創作的活動による交流、学び、楽しみの拠点づくりを進めます。
住民やクリエイター(創作家)などが集い、つながって生まれる、主体的・創造的な文化芸術活動を展開します。
ポイント1「創作体験」
いつでも、だれでも気軽に楽しめる!
無料・実費の創作プログラムを体験していただけます。
ポイント2「ハンズオン」
創造する楽しさを一緒に感じられる!
ハンズオン(手を動かして実践)プログラムをお楽しみいただけます。
ポイント3「ラーニング」
学びを喜び、新しい自分を開拓する!
ラーニング(教育・教養)プログラムにご参加いただけます。
ポイント4「ワークショップ&各種イベント」
多様な表現に触れ、新しい自分を発見!
ワークショップ(参加体験型の講座など)や各種イベントをご案内します。
ポイント5「クマノ クリエイティブ パレット(KCP)」
人が集まり、クリエイティブがうまれる!
KCPは住民主体による会員制ネットワーク。文化芸術に興味がある人、特技をお持ちの人が集い、活動する場。みなさんの参加をお待ちしています。
次回のお知らせ
創作館の魅力の5つのポイントについて、詳しくお伝えする予定です。
この記事に関するお問い合わせ先
産業観光課
〒731-4292 広島県安芸郡
熊野町中溝一丁目1番1号
電話番号:082-820-5602
ファックス:082-854-8009
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